での無料夕飯に皆ん

通常の土日よりずっとヒマ。
夫はお泊まりゴルフ。
娘一家からは音信なし。
静かな土曜日を過ごし、日曜日は内から湧き出る熱エネルギーに押し出されるように(大げさで、すみません)、わたしはバタバタ外出し、結局いつものように日曜日の夜に、我が家での無料夕飯に皆んな、顔を揃えた通渠

夕食が出来るまでの待ち時間に、食卓に食べ物を置くと、あっという間にピラニアちびっこに食べられてしまう。
で、食べられても良いものを置く。
茹でたブロッコリーミニトマト
夕食が始まるまでにガラスボウルは空っぽになっている。

今回は、ブロッコリーがなかったし、ミニトマトはわたしの貴重な昼食サンドイッチ材料なので、出さなかった。
しかたなく、夕食を前倒しして出来たものを出した。
ニラもやし椎茸ぶなしめじ豚肉中華風炒め。
大きな中華鍋(姑のお下がり)で一気に、給食のおばさんのように作り、大きな角鉢にどかんと盛った。
食べないだろうと思っていたら、ちびっこが食べた。
嬉しい悲鳴服務式辦公空間
メインの一つがなくなり、寂しい食卓になった。
しかも、大人たちが集まった時には、もうあまり残っていなかった様子。
次の料理に手間取り、焦った。

そういう時に限って、点けていたはずのガスのスイッチを押し忘れている。
お湯を沸騰させようとしていたのに、いつまで経っても、鍋も熱くならず。
そりゃあ、熱くならないわと、がっかり。
熱くなるのはわたしだけ。

と相変わらず変わらない日曜の夜だった。
が、時系列を逆に、時計の針を戻す。
土日と夫もいないのに、GW(前半)なのに、わたしはあまりにも予定が真っ白だった。
夜には時間を有効的に使っていない現状に寝るにも寝れなくなり、だらだらTVをつけていた。
熱心に見ていたわけでもなく、ぬるく、つけていた。
もう何にもないから仕方ないから寝よう、と思った時に、NHK Eテレで、E TV特集の画面が突然、目に入った。
NHKスペシャルは面白いものをやっている時もあるので、おや、と思った。

魂を継ぐもの〜破滅の無頼派西村賢太
昨年、54歳の若さで亡くなった芥川賞受賞作家である。
彼の長くはない一生を振り返ると、社会の底辺で蠢かざるを得ない、気の毒な環境に身を置いていた。
暗黒の闇からの叫びは、壮絶な力がある。
地下に吸い込まれたり、その世界観に、近所なら入り浸りになっていたかも知れない。
逆境を文学に昇華できたのは偉業だ。
強い想いが精神を支えたが、不屈の精神は肉体を酷使し、肉体を蝕んでいたのかも知れない。
魂と肉体は同じ入れ物に入っているから、相互に影響を与え合ったことだろう場地佈置
思春期の一番繊細な時期を、最も壊れやすい部分に過酷なダメージを受けると、誰しもその後の人生に影を落とす。
子供は親を選べない。
乗り越えることは出来ても。
自分の出自自体を否定することから逃れられない。